HOME >> コンドロイチン特集
健康な体であるためには骨が丈夫でなければなりません。
そこで骨粗鬆症という病気は皆さんもご存じのように
骨密度が減少することで骨がスカスカの状態になってしまい、
少しの衝撃で簡単に骨折します。
骨粗鬆症は年齢を重ねた女性に多く見られ、
これはホルモンが関係しているのですが、
その他にも最近では骨を丈夫にするにはカルシウムを摂取しましょう。
と言われるくらいカルシウム摂取は効果があるとされています。
そもそも骨とは内部に網目状にコラーゲンが張り巡らされており、
これを固めているのがコンドロイチンで、
更に周りをミネラル(カルシウム、リンなど)が固め石灰化したものであるとされています。
しかしカルシウムとコンドロイチンは年齢を重ねると共に徐々に減少してきます。
そのため骨粗鬆症の予防にとカルシウムばかり摂取していたのではダメなのです。
骨粗鬆症をより効果的に予防するためには
適度な運動と適度な日光浴、
そしてカルシウムとコンドロイチンの両方を
積極的に摂取していくのが最も効果的な骨粗鬆症の予防法だと言えます。
男性も女性もいつまでも若々しくありたいと願うものですよね。
特に女性は年齢を重ねると共に気になるシミやシワといった肌年齢だけでなく、
顔や首周りも若さの判定基準となります。
そこでシミやシワの原因とは一体何なのでしょうか。
シミについてはご存じの人も多いと思いますが、
直射日光やホルモンバランスの乱れなどが原因となって起こりますよね。
ではシワはどうでしょうか。
実はシワの原因も日光が関係しているおり、
深いシワ、浅いシワとシワにも色々ありますが
これはおよそ15歳までにどれだけ直射日光を浴びたかによって決まります。
中でも浅いシワに関しては角層を保湿することで目立たなくすることが可能です。
皮膚は角層が乾燥することで傷つきやすくなり、
更に乾燥が進行することでひびやあかぎれの原因となるため、
特に乾燥しやすい冬こそ角層に適度な保湿性を維持する事が
重要になってくるのです。
そこで最近話題の
ヒアルロン酸が配合された保湿クリームや
ローションが数多く出回っていますが、
このヒアルロン酸にコンドロイチンを混合することで、
互いの長所を更に高めるとされる実験結果が出ました。
そこでコンドロイチンとヒアルロン酸を比較した場合、
共に水分吸収能力は高いものの、ヒアルロン酸の保湿力は4時間程度なのに対し、
コンドロイチンの保湿力は時間が経つにつれ上昇傾向を示しました。
もちろんコンドロイチンの方が効果は高く、
保湿力だけでなく吸収力にも優れていることから
角層の保湿に対して良い結果を得ることができます。
そのため今後コンドロイチンを使用した保湿クリームやローションが開発された場合、
角層の保湿が最適にできることから
シワや小じわの悩みを解消できる日がくるかも知れませんね。
実際に現在ヒアルロン酸とコンドロイチンを組み合わせて、
またはコンドロイチンを単独で用いた
保湿クリームやローションの開発が進められています。
コンドロイチンは以前まで鯨の軟骨から分離したものを利用してきましたが、
鯨の捕獲が禁止されてからはサメ軟骨を、
更にその後は牛や豚の気管軟骨が併用されてきました。
しかし牛海綿状脳症が確認されてからというもの、
牛の気管軟骨は利用されなくなり、
代わりにサメ軟骨や豚の気管軟骨が主にコンドロイチンの原料として利用されています。
そこでコンドロイチンを含む生物には
他にどのようなものが存在するのかについて、以下になります。
・哺乳類
・節足動物:カブトガニ
・軟体動物:イカ軟骨
・脊椎動物:円口類(アゴ骨がない魚)
・軟骨魚類:サメ
・硬骨魚類:マス、鯉、タラなど
・両生類:カエル
・爬虫類:ワニ
・鳥類
このようにコンドロイチンは様々な生物に存在しており、
粘り気のある粘性物質や貝類の外套膜などにもコンドロイチンは含まれています。
そのため地域によって
「イカ軟骨由来のコンドロイチン硫酸」や「鮭の後頭部軟骨・氷頭」
など様々なコンドロイチンが販売されています。
コンドロイチンが医薬品とされてからというもの、
既に半世紀に渡る歴史があります。
なのでコンドロイチンそのものは古い素材であることに変わりはありません。
しかしこれだけ古い素材でありながらも、
まだ未知の力を秘めているであろうコンドロイチンは現在でも研究が続けられています。
そのためコンドロイチンには今後も更なる期待が寄せられています。
現在のストレス社会は今後更に進行していくだけでなく、
少子化に伴う高齢化社会も同じく進行していくことでしょう。
このような社会の中で切り札となり、
私たちに健康や美容のみならず様々な分野でコンドロイチンの活躍を期待したいところです。
コンドロイチンが研究され始めたきっかけは
東京大学の江上不二夫先生らによって、
コンドロイチンが頭痛薬として効果が期待できるのではないか。
という可能性を探ったところから始まります。
そしてその流れの一端に不定愁訴
(倦怠感や疲労感、不眠など原因を特定することができない病気のこと)
についての臨床研究があります。
この臨床報告によると全国で2200例という大規模なもので、
結果もコンドロイチンが不定愁訴に対して効果的であるとされています。
しかし不定愁訴は女性が閉経後に迎え辛い思いをする更年期障害だけでなく、
現代社会におけるストレスが原因となって起こる場合が多いのです。
そのため社会が高度化すると共に不定愁訴の患者数は増加していきます。
そこでここでもコンドロイチンの活躍が期待されています。
更にコンドロイチンによる神経機能への関与が最近は注目の的で、
中枢神経系での今後の展開が気になるところです。
コンドロイチンは未だに研究が行われています。
というのも昔から研究や臨床は行われてきたものの、
コンドロイチンが細胞内で担う役割についてまだ解明されていなかったからです。
そして最近になってコンドロイチンは関節以外にも働きかけている。
という事実が明らかとなり、それに伴い臨床応用も徐々に開かれようとしています。
そこで関節以外に働きかけるコンドロイチンの新たな役割とは?
それは神経回路が形成される時の案内役です。
つまりどういうことかというと、
例えば通信線となる神経細胞の突起、
神経線維が神経回路を形成しようと延びている場合、
コンドロイチンはその神経線維がどこに延びていけば良いのか、
その方向に誘導する役割を担っているということです。
そのため大脳の海馬、小脳のプルキンエ細胞など、
これらはコンドロイチンの働きにより発達していくため、
もしコンドロイチンがなければ、正常な発達を望む事は出来ないのです。
この研究によって明らかとなった細胞内でのコンドロイチンの役割について、
今後はアルハイマー病の治療に対しても応用できるのではないかと期待されています。
このようにコンドロイチンは歴史ある医薬品でありながら、
まだまだ現在も研究が必要とされ、
今後さらなる発見を期待できる物質である。ということができます。
コンドロイチンは1950年代後半に医療用医薬品の認可を受けました。
その後も一般医薬品や健康食品の成分であるとされ、
様々な場面で利用されています。
例えばコンドロイチンを医薬品とした場合、
変形性膝関節症や神経痛や筋肉痛のみならず難聴に対して、
更に眼精疲労や角膜表皮の保護目的などでも使用されています。
そして1500人以上を対象に行われた変形性関節症の臨床試験の結果によると、
セレコキシブ(対照薬)にコンドロイチンは劣るものの、
中等度以上の重症患者に対してはグルコサミンと
併用することで鎮痛効果が高いことが認められました。
この結果から改めてコンドロイチンは
関節痛に対し効果的であるとされたのです。
またコンドロイチンの保水性の高さから
コンタクトレンズが原因のドライアイに対してなど一般用点眼薬としても使用されています。
このようにコンドロイチンは痛みの緩和だけでなく、
眼科疾患に対しても高い保水性によって
角膜表皮保護などに効果的とされているため、
現在コンドロイチンは医薬品として幅広い分野で活躍しています。